絵本に描かれてるのは、オランウータンの坊やかな?
サルのくせに可愛すぎ。お腹とかお尻とか。。。なんか悔しい...(^^;)
[ISBN:978-4861011481:image]
おやすみ、ボクの あしさん。きょうも うんとはしったね。
おやすみ、ボクの ももさん。あしたも いっぱいとびはねよ。
おやすみ、ボクの おなかさん。グルグル ゴロゴロいわないで。
おやすみ、ボクの おしりさん。あさまで、いいこにしていてよ。
…
おおい、ぼくのからだで、まだ起きているのはどこ?
…
おやすみ、ぼくのみみさん。しずかなしずかな、よるだから。
おやすみ、ぼくのくちさん。し〜 …
おやすみ、ぼくのめさん。もう、夢が見えてきた。おやすみ、おかあさん。もうちょっとだけそばにいて。
もうちょっと、もうちょっと、 おやすみ、ぼく。また明日。
でも、少し考える。
オランウータンである事が、 政治的に正しい
と作者は考えたのかも知れない。
“政治的に...”って云ういい方が有ることを最近知りました。随分と曖昧な言葉だけど、社会的に公平な言い方のことを云うらしいです。特定の人種とか性別にしてしまうと問題があるとか考えたのかなぁ...
こういう考え方は嫌いです。
人種だ、性別だとかのカテゴリ分けで、やれ差別だのと発言する人って...そういう人は、その人の考えの根本に根強い差別意識があると思うから。
- 例えば...埼玉とかに、渡来人を祭った神社が有ります。
中国とか韓国からの渡来人って、日本には無い技術を持ってくるから、神社に祭られるほどだったんですよ?元々は自慢できる事だったんだし、今でも尊敬する風習を持つ所も有るものと思う。
- 例えば...性的な土着信仰が有ります。
日本は農耕民族だから女系だったのは歴史の教科書で習うとおり。男が優位なのは近代以降。
でも、平和な一般社会に暮らしてて男が優位に見える?生活力だけでしょ?男女同士を会わせてみると女性に選択権が有る...つまり、女が優位なのは誰しもが自覚してるんじゃないのかなぁ(笑)
が、さらに考える。
しずかなしずかな、よるだから。
…
もう、夢が見えてきた。
…
おやすみ、おかあさん。もうちょっとだけそばにいて。
“おかあさん”の登場って、夢の中なんですね...起きてる最中は、静かなんです。
と云う事は...ホントは居ない。居なくなってしまったのかも知れない。なるほど、人種とかのカテゴリ分けをしてしまうと、そのバックボーンが決められてしまう。決めてしまったら、絵本(ボクが考えるところの)として失格だと思う。かといって、オランウータンだから動物保護かと云うとそうでもなく...ベッドに寝かせてるからね。擬人化、人の代用だと思わせる曖昧さを入れてる。
うん、悔しいけど、よく考えてるのかも。
ホント悔しい...普通の坊やで描いて欲しかったなぁ...
指なんかくわえちゃってもう。ああっっ(...>_<)
えっと、ちなみに暴論カテゴリですから念のため。
うん。自分でも変に勘ぐりすぎだと思う。なんの事はないです。スキンシップをしながら、まったりと休める良書だと思いますよ。
提供の聖教新聞、ローマ字表記に変えたんだ... その方が良いです。主義は何であれ、そういう類のものは曖昧にしておくに限ります。雰囲気も柔らかくなりますしね。
応援してますよ〜 新聞見た事はないですけど...(^^ゞ