国が集めた医療データ、しかし国自身も、利用できないそうです。
40才以上の人が受ける、生活習慣病のリスクを調べる検査...「特定健診」と、
どんな医療を受けたか解る「診療報酬明細書」の、
データの突き合わせが出来ないそうです。
えっと...メタボ診断を受けた人のその後、
どんな治療を受けたかとかの追跡調査がしたいって訳で、
厚生省が、4年前から 5億円かけてデータを集めてたそうです。
で、名前と生年月日で登録。
データベースとして根本的に間違えちゃった。
ニュースの説明だと...
特定健診は、西暦記入のカタカナ氏名。
診療報酬明細書は、和暦記入の、漢字氏名。
と云ってたけど、じゃあフォーマット(書式)を同じにすればいいか?という訳では無くって、 例えば...鈴木某、佐藤某で生年月日が同じなんてのは居ますからね。
データベース言語ってさ、重ならない主キーを設定するのが絶対条件なんです。
いつだっけかな?「国民背番号制が気に入らない」とかで騒いでた、
訳のわかんない人たちのおかげでしょうか(笑)
しかし、騒がれたので作れなくって、
無理矢理に、名前と生年月日から変換テーブルで付き合わせる。とか考えたんでしょう。
なんか、お役所側で、知っててワザと失敗してみせたような気がする。
まあいいか。