あきやん 's journal

アニメ、ニュース、ソフトとかの備忘録。

「星の王子さま」の演劇だけど、ちょっと異論を

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★★★CHK放送劇団第8回公演「星の王子さま-空を耕す人からの贈り物-」★★★

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物語
サン=テグジュペリは1944年7月31目、ファシズムとのたたかいのさなか、偵察飛行におもむき、そのまま消息をたちました。
アメリカから海を渡ってアルジェに向かいファシム・ドイツとの戦いに参加したとき、
サン=テグジュペリは印刷所で刷り上ったばかりの『星の王子さま』を1冊携えていました。
『星の王子さま』はナチス・ドイツに占領されたフランスに住むユダヤ人の友人、レオン・ウェルトに捧げられています。
どうしてサン=テグジュペリは、飛行機を操縦するには年をとりすぎていると言われながら、
しかしファシズムとのたたかいに参加せずにはいられなかったのでしょうか?
サン=テグジュペリは「人間に対する敬意」をこの上なく大切だと考え主張する作家です。
「人間には世界と自分自身を変貌させるという本質的な能力がある」という確信を持つ作家です。
ナチズム・ファシズムは、その能力を人間から奪い取る。深く鋭い批評的な洞察力は、
人間の存在を危機にさらすものにむかって、彼を行動に駆り立てたのでした。
こうして「星の王子さま」の物語は始まります。

うーん...「三本のバオバブの木を、日独伊三国同盟に見立てて、反ファシズムの物語と読み解く説が有るらしく」その辺の考えからの脚本だとは思うのですが...
物語の中で、「大切な事は目に見えない」とか、「大人は、人の評価に『いくら稼いでる人か』とか聞くけど、『○○が好きな人』とは聞かない」こういう「大人」とか、「実業屋」が笑いものになってる筈です。
政治問題に結びつけるなんて、それこそサン=テグジュペリが嫌がった「大人」じゃ無いのかな??

キレイなものはキレイなんです。好きなものは好きなんです。

サン=テグジュペリ自身、パイロットで偵察飛行とかしてますからけっして「非現実論者」では無いです。でも、人はもっと、それぞれの価値観に基づいたモノへの愛...ポジティブでもネガティブでも構わずに...夢中になって良いものだと思います。「星の王子さま」は、その事も説いている童話だと思います。

そもそも、別書「夜間飛行」では

「戦争は『互いに』腐っていく」って書いてると思います。「互いに」なんです。どんな場合にも相手がいるんです、ファシズムだろうと何であろうと、片方を敵視すれば片方を優遇する事になるんです。

厳しい批評をすみません。しかしこれは彼のポリシーに反する...星の王子さまのレーゾンデートル自体に反すると思いますのではっきり書かせていただきます。というか、「看板に『星の王子さま』を掲げてるボク自身のポリシーに合わない」ので書いてる所が大きいかも知れませんが(^_^;