消えた「最後の授業」
これは...1992年に出版された本だけど...
実はまだこの本を読んだわけでは無いです。
ただ、タイトルを見つけて驚いて調べたら、
1986年以降、ドーテの「最後の授業」が教科書に採用されてない。
田中克彦の「ことばと国家」の影響だそうです。
まさか、この「最後の授業」の真意を知らないとは驚いた。
アメル先生はアルザス人にとっての他人の言葉(フランス語)を国語として彼らに強制する加害者
いや...それは、そうなんだけど...
以下、過去記事です。
田中克彦著『ことばと国家』のハンドアウトを読んだ後、アルメ先生が教室で語った言葉をもう一度読み返してみた。教育熱心で穏和なアルメ先生のイメージが一変して、フランスの植民地化政策の一翼を担う国粋主義者...
しかし、この作品を教科書に載せた本当の理由は違うはずです。
あ、これは、あくまでもボク自身の理屈だからね。
これって元々、フランスで当時発行された新聞に載ってた小説だったと思う。戦時下の...。詰まりは、
フランス軍部のプロパガンダに沿った記事に偽装した優れたジャーナリストの小説なんです。
ストレートに見ると、フランス万歳だけどね。
でもその土地の歴史を知ってる人にとっては「お互い様」って。フランスもドイツも、どっちも同じことをやってるじゃんって。
戦時下で軍部に対し、このような反骨精神を見せる作品を見て、
「フランスのジャーナリストって凄いなぁ」
ってならないのかなぁ...
そうか、ならないんだ....