「新世界より」を見る。
近未来じゃ無いですね。
文化は日本語圏。で、今で言うと超能力みたいな「呪力」を持つ人が一般的に*1なってから1000年後の、遙か未来。しかしバラ色と云うわけでは無く、それ*2に対応した社会システムで、その中での子供達の成長とかを描いた作品。と云う事で良いのかな?
脚本は結構好きだけど、なにせ設定が暗め&恐めで。
そうですね、念じるだけで破壊や殺人...それも、大量に...が可能。既に、過去にあった虐殺とかが歴史として残って、様々な試行錯誤の後の社会構造。
- 決まった年齢になるまでに呪力が発現しないと、人知れず処分される。
なにしろ、子供のレベルの呪力ですら、大岩をさいの目に切ったりとか出来るみたいですからね。それが当然の世界ならば、何も力が無くって「やられる一方にも問題がある」という考えもあり得るかも。
- ルールを守らない人間は、処分。
「人間に何かをしようとすると自滅」するような暗示が掛かってるようだけど、それって方法に因るだろうから。予めルールを無視するようなのは子供のうちに処分するんでしょう。
7話までは、これらの...状況説明の為の話だったみたいです。
子供が会ってはならない「バケネズミ」...ボクは始め、あれって呪力が発現しなかった子供のなれの果て。だから自分を知る子供に会ってはならないものだと思ってたけど、どうやら別種族。
バケネズミは人間の事を「かみさま」と呼ぶ...彼らは呪力を使えないから、なのかな。人間は人間を殺せないように暗示が掛けてあるので、子供を処分してるのはバケネズミかも知れない。と誰か推察してた。
4話の...立ち入り禁止区域で「図書館」を名乗る、一見生き物の「ミノシロモドキ」に、説明を強制して全部を知る事になったけど、この事実は「子供は知ってはならない事」らしく、以降の話の要になるのかも知れないです。
と云う事で、8話から本番。
ところで...立ち入り禁止区域の「逃避行」で助けてくれたバケネズミ...スクィーラの所属する「シオヤーブコロニー」って、「塩屋虻コロニー」だったとは。大雀蜂コロニーは判ったんですけどね。